2011年05月 - 永遠の未完成
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さよならは言わせないぜ!スピリット!-神ならぬ身にて天上の星に辿り着くもの-

火星小型探査車

【ワシントン時事】米航空宇宙局(NASA)は24日、14カ月間にわたり交信が途絶えている火星小型探査車
「スピリット(精神)」の復活を断念する方針を決めた。スピリットは2004年1月に火星に着陸。
当初予定の90日間を大幅に上回る期間活動した「長寿」の探査車として知られていた。

NASAによると、6輪車のスピリットは火星の写真撮影や土壌採取で活躍したが、クレーターの砂地で身動き
できなくなり、昨年3月22日を最後に交信できなくなった。太陽電池パネルもちりが積もり機能していないと
みられる。
火星の冬が明けるのを待って回復を期待したが交信できず、NASAは「寒さも探査車の重要な機器に影響を
与えたのだろう。交信できる可能性は極めて少ない」としている。火星の気温は低く、極地方では零下100度
下になる。

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探査車スピリット、火星の冬越せず
グセフクレーターの褐色のちりの上で、火星探査車スピリットが真珠のように光っている。
火星探査機マーズ・リコナイサンス・オービタが撮影し、最近公開された。
スピリットは2009年4月に砂地で身動きがとれなくなり、通信も2010年3月から途絶えていた。
NASAは5月25日、最後のコンタクトを試みたが失敗、過酷な冬の寒さに耐えられなかったと推定している。

探査車スピリット、火星の冬越せず
Image courtesy NASA/University of Arizona


↑まるで、「スピリット」の魂の輝きの様な写真ですね...
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たびたび、このブログで取り上げてはいた火星探査車の内「スピリット」が遂に活動を停止することなりました。
「スピリット」は2003年6月10日に打ち上げられ、2004年1月3日、「グゼフ・クレーター」へ着陸。
当時、まだ浪人生であった私は着陸のニュースに感激したものです。
1997年7月に着陸をした「ソジャーナー」に当時小学生の頃は私は感動し、夏休みの自由研究の課題としましたが、
「スピリット」の写した火星の光景は「ソジャーナー」と比べて段違いのカメラ解像度。
そして色々な風景を見せてくれ、「新たな探査時代の到来!」と毎日のテレビや新聞にかじりついていました。

当時は今で言う「はやぶさ」ブームに近かったのかも知れません。
元々は「火星の地質調査」が目的ですが、マスコミの風潮では「生命の発見が期待出来るかも?」とやたら
持て囃されていたことを憶えています。

ですが、2~3ヶ月もするとブームは去り、すっかりマスコミは取り上げれなくなりました。
私も浪人生活を3月に終えて、新たな大学生活が始まり、火星探査機のことはすっかり忘れていきました。

ですが、それで終わりではなかったんです。
しぶとく、ブームが去った後も彼らは静かに、確実に、探査を続けていました。

2006年頃ですか、ネットをあるニュースが飛び交いました。
「火星に生命の証拠を発見?写真撮影に成功!」と記事がありました。

火星の人魚
↑オカルトマニアには「火星の人面岩」並みに有名な「火星の人魚」

「わあすげえ!」と喜んで、リンクを開いて見ると、それはただの岩の写真を「生き物に見立てたもの」でした。
でもそれは、「ただの岩」ではなく火星探査車「スピリット」が捉えた火星の写真でした。

私は火星探査車「スピリット」が生きていたことになにより感激しました。
2年も火星探査を続けていたのかと....

その後、再び「火星探査車」に興味を取り戻した私は、ネットに登場する彼らのニュースを聞いては
一喜一憂していました。
まるで、「遠くに言ってしまった友人」の近況報告を聞く気分が一番近いですかね....
自分は地味でコツコツ型のタイプですが、ブームが去った後も静かに、そして着々と成果を積み重ねる
火星探査車に憧れを抱き、そして自分を重ね合わせていました。

そんな日々でしたが、2010年の3月に「スピリット」は更新を絶ってしまいました。
「いつかは通信を回復してくれるだろう」と今日まで期待していましたが、運用を停止する様で残念です。

「スピリット」の冒険はここで一旦終了ですが、まだ物語は終わっていません。
もう永遠に会えない「はやぶさ」「ボイジャー」と異なり、「スピリット」は現地配備のままです。
場所も把握していますし、アルミ製のローバーは朽ちる事はありません。

いつか、火星に人類が行ける時代はそこまで、遠い将来ではありません。NASAのことですから
「スピリット救出作戦」を展開してくれるに違いないです。そして「スミソニアン博物館に殿堂入り」です!
流石に民間人が自由に火星を行き来する時代は無理だと思いますが...
もう一機の「オポチュニティ」は名誉の「現地配備」のままでしょうか?

もしも願いが叶うなら、「地球」で「スピリット」を見学出来る、
そんな時代まで生きてみたい、見てみたいと思います。


関連記事
火星展に行きました「火星―ウソカラデタマコト」 東京大学総合研究博物館
火星探査車スピリット/オポチュニティのミニカーを購入


おまけ

もっと火星探査車の事が知りたい!という貴方に幾つか火星探査車の動画を紹介したいと思います。




NASAが2003年に制作した、マーズ・エクスプロレーション・ローバーミッションのミッション説明用CG。
火星を扱ったドキュメンタリーやTV番組などで作中のシーンが必ず使われているので、皆さんも一度は
見たことがあるはずです。
火星への降下シーン等『機動戦士ガンダム MS IGLOO』などのSF作品にも影響を与えたことで有名。




NASAジェット推進研究所が2006年に『オポチュニティ』がビクトリアクレーターに到達記念として制作した動画。




NASA新型火星探査車マーズ・サイエンス・ラボラトリー(日本語訳:火星科学研究所)のミッション説明用CG。
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[ 2011/05/31 00:51 ] 宇宙・惑星探査 | TB(0) | CM(3)